情報共有/活用基盤構築プロジェクト
Part1情報系システムの「ハイブリッド化」に備えよ
・システムの境界領域で起こるイノベーション
→「業務系システム」とのハイブリッド化
→「コンテンツ管理」とのハイブリッド化
→「エンタープライズ検索」とのハイブリッド化
→「ビジネス・プロセス管理」とのハイブリッド化
・情報系システム設計の3つのポイント
1.全体最適化−SOAやEAIと共通する「連邦型アプローチ」
2.リアルタイム化-特定データの鮮度向上を図る
3.イベント稼働化-BAMによるプッシュ型モデル
Part2文書管理/情報共有は「情報収集」が成功のカギ
・文書管理のライフサイクル
作成→レビュー→集約と管理→配布→保存→破棄
・ECMに備わる6つの機能群
1.文書管理の基本機能
2.Webコンテンツ管理
3.レコード管理
4.紙文書の電子化/管理
5.コラボレーション
6.ワークフロー
・高品質な情報の収集に着目する
戦略的プランニングのための仮説事項
「品質の高い信頼できる情報を収集するための業務プロセスの確立を考慮に入れていない全社的な情報活用プロジェクトのうち、80%以上が満足のいく成果をえられない(可能性指数=0.9)」
・情報共有基盤が「使われない」原因
・扱うデータの特性に応じてテクノロジーを組み合わせる
・全社的な文書管理への道
Part3進化するビジネス・インテリジェンス
・従来のBIとリアルタイムBI
利用ユーザ:経営層→現場のマネージャ
利用目的:経営の意志決定→通常業務における意思決定
利用タイミング:月次、年次→日々の業務で利用
データ種類:DWHに蓄積されたデータ→トランザクション・データ
データ鮮度:一日〜一月遅れ→リアルタイム
・リアルタイムBIに求められる機能
リポーティング:リポート分析
分析:定型分析、アドホック分析機能、ダッシュボード機能
予測:レコメンデーション機能、アラート機能、予測モデリング機能
・リアルタイムBIで実現するビジネス・メリット
・顧客解約防止・売上向上
・不正防止・不良品予測
・経営戦略に基づいた業務の実現
Part4ユーザーの声から考える”情報共有/活用基盤2.0”
・エンタープライズ領域でWeb2.0は生き残るか
ティム・オライリー氏の示すWeb2.0を特徴づける7つのポイント
1.Folksonomy
2.Rich User Experiences
3.User as contributor
4.Long tail
5.Participation
6.Radical Trust
7.Radical Decentralization
1.エンタープライズ検索
・製品選定/評価のポイントはインターネット検索とは異なる
・対応する文書フォーマットの多さや新フォーマットへの対応の柔軟性
・文書が保管されている各種サーバへの接続性
・ファイルのアクセス制御の反映のさせ方
・スケーラビリティ(文書数増大、トラフィック増大への対応方法)
・(他システムへの連携のための)API、技術情報の公開度合い
・カスタマイズ・ポイント(検索結果の表示順)の有無
・導入第一の狙いはファイルサーバ検索の効率化
2.イントラ・ブログ
・暗黙知の表出化とともに簡易CMSとしての用途に期待
・想定する利用形態ごとに見るブログに期待するメリット
(情報発信者:自由OR既定)×(発信する内容やテーマ:限定OR不特定)
3.ソーシャル・ブックマーク
・ブログ/SNSの欠点を補う新たなEnterprise2.0系ツール
・企業利用でフォークソノミーを生かすには一工夫が必要