◆アジャイルアーキテクチャ

ITアーキテクトVol.12
アジャイルアーキテクチャ

Part1:ビジネスがITに求めるアジリティ
・経営者が求めるアジリティとの大きなギャップ
・アジリティの低い企業/高い企業
・ビジネスがアジリティを求める3つの領域
−1.経営統合の時期短縮によるシナジー効果の早期実現
−2.業務提携の立ち上げ期間短縮による新規ビジネスの早期実現
−3.商品/サービス改廃サイクルの向上による市場/顧客ニーズの変化への俊敏な対応
・ITによる有効な解決策は何か―SOAとEA
SOA(Service Oriented Architecture)
−EA(Enterprise Architecture)
SOAによる開発のアプローチ
−1.再利用を前提にしてサービスを作る
−2.サービスを外部から購入する
−3.提供されているサービスを利用する
−4.既存のアプリケーションやサービスを再利用する
SOAはいかにしてアジリティに貢献するのか
ITアーキテクトに期待されること

Part2:アジリティを加速させるアーキテクチャ構築に向けて
・アジリティ再考
・可変性分析の実施
・いかに単機能化し、うまく結合するか
−1.サイロ=サブシステム最適
−2.ラッピングによるアプリケーション統合
−3.可変性分析の結果を踏まえたコンポーネント
−4.サービス化によるプロセスの統合
−5.コンポジット・サービスによるサービスのバリューチェーン
・そして仮想化へ−インフラも活用したアジリティを
・アジリティは開発時だけの合言葉ではない

Part3:アジャイルアーキテクチャとしてのSOA
SOAの肝は「標準インタフェースを介したサービス連携」
アジャイルアーキテクチャとしてのSOAの特徴
SOAでキーとなる技術
−IaaSによる情報のサービス化(Infomation as a Servise)
SOAP(XMLベースのサービス間通信プロトコル
WSDL(Web Services Description Language:XMLベースのサービス・インタフェース規格)
−UDDI(Universal Description,Discovery,and Integration:WSDLによってインタフェースが定義されたサ ービスを登録し、静的/動的に検索するためのリポジトリ規格)
・アジリティ確保に向けたSOA導入のシナリオ
−シナリオ1:新たなビジネスチャンスにおける既存資産の活用
−シナリオ2:マルチチャネルにおける共通業務機能のサービス化
−シナリオ3:SOAポータル
−シナリオ4:ビジネス・プロセスの変革/自動化/変更
−シナリオ5:複数マスタの整合性更新とコンプライアンス強化の両立
−シナリオ6:部門間連携のための整合性のとれたファイル送信
SOAが不向きなケース
−同種類(同一プラットフォーム)のIT環境である場合
−リアルタイムの処理能力が最重要視される場合
−再利用されない場所
−ビジネス上、密結合が必要な場合
−組織面/スキル面での準備が整っていない場合
−ラッピングする元のシステムの品質が高くない場合
SOAに向かないプロトコルを使う場合
SOA推進に向けた提言
−ビジネス・アーキテクチャ
−提言1:SOA導入のためのビジネス・ドライバーを明確にする
−提言2:ビジネス要素も1つのサービス要素になると意識する
−情報システム・アーキテクチャ
−提言3:既存の業務を可能な限り再利用する
−テクノロジーアーキテクチャ
−提言4:実現可能なアーキテクチャ/実装を提案する
−ガバナンス
−提言5:サービスのレイヤ/タイプ/粒度/サービス間の関係のルールを明確にする
−提言6:トランザクション・オーナー/ビジネス・ロジック・オーナーの指針を明確にする
−提言7:サービス・レジストリを構築して公開する
−提言8:サービス・アーキテクチャ委員会の設立とSOA要員の育成を行う
−提言9:異なる組織間のEA/SOAの関係を調整する
トランジション計画
−提言10:ビジネス上、重要なプロジェクトから手をつける
・さらなるアジリティの確保に向けて

Part4:Java+LLで実現するアジャイルアーキテクチャ
Javaの世界で進む多言語化への流れ
アジャイルアーキテクチャとは何か
−「起こりうる変化」(スケール、機能、意味)
JavaとLL
・多言語化によるシステム開発
Java+LLで実現するアジャイルアーキテクチャ
・既成の概念にとらわれず多くの可能性に目をむけよ